矢作川の自然を守り、未来へつなぐ
矢作川の「近自然工法」に情熱を注ぐ矢作建設で、どのように働き、どんな未来を描いているのか。
株式会社矢作建設で働く社員のリアルな声をお届けします。
社員インタビュー
社員プロフィール
- M.T
- 豊田市出身
- 入社年:令和2年5月(2020年)
- 職種:土木(現場監督兼作業員)
入社のきっかけを教えてください。
前職で石工の仕事をしていました。
当社、矢作建設と一緒に仕事をする機会があって、前の会社の社長が亡くなられたことをきっかけに、こちらを紹介していただいて入社しました。
入社前と入社後のイメージは?
少人数で、元請けで大きい仕事ができる
「どんな仕事でもすぐ動ける、材料が揃っている会社」というイメージを持っていましたが、
実際に入社してみてもその通りでした。
少人数で元請けで大きい仕事ができる。
材料が充実しているので、現場が大きくても即座に動き出せる対応力、機動力があります。
様々な協力会社さん、一人親方さんとの繋がりも強く、応援がすぐに集まるので、社員が少なくても安心して大きな仕事に取り組める環境です。
どのような仕事に取り組んでいますか。
自然相手にスケジュールと人工(にんく)を考えながら進行
現在は、監督業と作業員を兼任しています。
監督業においては人を動かすことと時間の使い方が大変だと感じます。
当社の仕事の柱である近自然工法の現場、川は、一つとして同じものがありません。
その場所の特性や自然の状況に合わせて最適な方法を検討する必要があります。
スケジュールと人工(にんく)を頭において試行錯誤しながら進めていくのですが、それが難しい。
でも同時にとてもやりがいがあります。
どんなことにやりがいを感じますか。
自然の循環が生まれる状態に戻してあげる
川の氾濫を防ぐ治水(河岸保護)の目的でダムを造ると、それまで自然と下流に運ばれていた川の石が滞ってしまい、30年ほど経つと川が病気になってしまうんです。
床が痩せて、瀬が崩れ、魚が住めなくなったりします。
川がただの水路へと化してしまいます。
そこで近自然工法で石を組んで、自然の循環が生まれる状態に戻してあげるんです。
「瀬の再生工事」です。
社長は自分達を「川のお医者さんだ」って言います。
手がけた工事を決められた日にちで無事に完了できたとき、達成感を感じます。
重機を入れて工事をする様子に、川を荒らしていると思われて苦言を頂戴することもあるのですが、私たちの仕事のあとに鮎が戻り、釣り人が戻り、子どもたちが楽しそうに遊んでいる姿を見ると、この仕事をしていて本当に良かったと感じます。
大変なことは?
自然相手なので、柔軟な発想と対応力が求められます
大変なこととしては、自然を相手にするため、天候に左右されたり予期せぬ状況に直面することがあることです。
一般的な土木の仕事は図面通りに進めることが多いですが、近自然工法では「川は生き物」という考えのもと、現場で川の声を聞きながら、その場その場で最善の策を判断していく必要があります。
一般土木は直線と点、そして円の組み合わせで出来ますが、近自然工法には直線はありえなくて、くねくねとした曲線の世界なんです。
常に柔軟な発想と対応力が求められます。
そこが私たちの仕事の醍醐味でもあるんです。
どんな職場ですか。
職場の雰囲気は、社長を含め5人の少人数ながら、明るく、和気あいあいとしています。
困った時にはすぐに相談できるので、安心して仕事に取り組めます。
矢作建設の魅力を教えてください。
専門性の高い技術で社会貢献できる
当社の魅力は、やはり「近自然工法」という専門性の高い技術を追求していることです。
ただ工事をするのではなく、地域の自然環境を守り、未来へつなぐという、社会貢献性の高い仕事ができることも大きな魅力です。
行政や専門家の先生と情報交換しながら、学びを深めつつ、よりよい工事を目指して取り組んでいます。
心がけていること、大切にしていることは何ですか。
安全と環境を汚さないことに最大限の注意を払っています
仕事をする上で最も大切にしていることは、仕事が止まるようなケガや事故を起こさないこと、です。
川を汚すことは絶対にあってはならないので、油圧ホースが破れて油が流出したりすることがないように気をつけます。
また、ワイヤーを使った巨石の吊り作業で落下が起きないように、さらに、重機と作業員が近い場所での作業においては、オペレーターとの合図・確認を徹底して、作業員が死角に入らないようになど、安全に細心の注意を払っています。
おかげさまでこれまで一度も大きな事故は起きていません。
ちなみにこの石の吊り作業は、吊りやすさからではなく、石の顔、つまり石のどの面を表にしたいかを考え、置き方を決めることから始めます。
ですので、石の重心の見極めと、バランスを取りながら吊る技術が求められます。
ベテランは何気なくスッと一発でワイヤーをかけますが、慣れていないととても時間がかかってしまうので、まさに職人技です。
石の置き方で石組みの表情が険しくなったり、柔らかくなったりして、手がける人の個性がでます。
こうした職人としての技術の体得や意匠的な側面も私たちの仕事の面白み、魅力だと思います。
今後の目標
自然体験を通して、知識を深め、技術を習得して、自然再生に貢献したい
一つ一つの仕事をそつなくこなしていきたいです。
さらに近自然工法の知識を深めて、自然に寄り添った技術を習得していきたいと考えています。
実は最近になって釣りを始めました。
まだまだ初心者で、師匠の社長から、手づかみからな!と言われて遊んでいる感じですが、この川遊びも学びになるんです。
ここは深いな、ここは狭いな、浅いな、なるほどなって。
川に入って、川と溶け合って、川と会話して、釣りや川遊びを通して知ったことが仕事に活きる。
仕事の知識も釣りに活かされます。
将来的には、一つでも多くの矢作川の自然再生に貢献できるような仕事を手がけたいです。
社長の言う「野遊びの延長」という感覚で、楽しみながら、子どもたちが安心して遊べる、豊かな矢作川を次世代に引き継いでいきたいです。
矢作建設に興味を持たれた方へ
万全のフォロー体制で、実直、一所懸命、自然好き、アウトドア好き、歓迎します
ここ、矢作建設の仕事は、仕事に対して真面目で、一所懸命に取り組める人なら誰でも向いていると思います。
また、自然が好きで、学ぶ意欲のある人も活躍できます。
土木の経験がなくても、仕事は一から丁寧に教えますので安心してください。
資格取得のための支援も充実していて、会社が全面的なバックアップをしてくれます。
私も入社してから車両系、玉掛、小型クレーン(5t)ローラー、などを随時取っていきました。
私たちは、単に土木工事を行うだけでなく、矢作川の豊かな自然環境を守り育てるという、未来につながる大切な仕事をしています。
完成した時の達成感は大きく、地域の方々からも感謝されることも少なくありません。
体力に自信がなくても、女性の方でも、たとえば施工管理など、活躍できる仕事はいくらでもあります。
もちろん男女問わず現場の仕事に興味があれば、是非お願いします。
アウトドアが好きだったり、川や生き物と対話できるような「川を見るセンス」を持った方であれば、さらにこの仕事を面白く感じられるはずです。
私たちは「リバードクター(川のお医者さん)」として、矢作川の「病気」を治し、本来の姿を取り戻すお手伝いをしています。
少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ一度、矢作建設の門を叩いてみてください。
一緒に、矢作川の未来を創っていきましょう!
ある1日のスケジュール
7:00 出社/社内打ち合わせ
8:00 現場へ移動
8:30 現場到着/朝礼、他社の方との打ち合わせ
9:00 作業開始
12:00 昼休憩
13:00 作業再開
15:00-15:15 休憩
16:30 作業終了/現場片付け
17:00 帰社/帰宅
事故を起こさないため、入念に打ち合わせをして、現場では、安全確認を怠らず、効率よく作業を進めることを意識しています。
社内業務では、その日の業務を正確にまとめ、次のステップへとつなげるための情報共有を丁寧に行うことを心がけています。
川の仕事をメインに行う冬季は日照時間が短くなるため、暗くなる前に作業を終えます。
社員の声
他の社員の声もご紹介します。
入社のきっかけは?
- 知人(元 市の建設部長)の紹介
- 社長の誘い
入社前の矢作建設のイメージ
- 活気と決断力がある
- 近自然工法を立ち上げ、会社としてこれから伸びていく感じ
入社してみた感想
- 近自然工法の学術経験者とのつきあいが深く、近自然の知識を吸収しやすい。
- 土木的な経験が豊富
現在の業務内容
- 近自然工法の設計(CAD)、営業、積算
- 河川環境改善のための調査・計画・設計
- 現場での施工、計画策定、対策工、漁場の再生
- 重機オペ、一搬土工
仕事のやりがい・達成感を感じたこと
- 川の病気(人為的な改変、ダム建設、架橋による劣化)改善
- 自然に対する思いやりと考え方に感動
- 社員から仕事上の相談を受けることが多く、頼られていると感じるとき
大変だと思うこと
- 川の流れを封じ込めて工事を完了させること
- 野生、自然相手。川の意見、生きものの意見を聞き出すこと
- PCや新システム等について相談できる相手が社内にいない
印象に残っていること
- 川の流れを止めること
- 久澄橋の瀬が再生でき、釣り人に喜ばれた
- 近自然工法の施工事例がネット上にアップされたとき
職場の雰囲気
- 「笑点」のように明るく楽しく
- どちらかと言えば社長ワンマンだが、何でも言える
会社の魅力と他社との違い
- 最少の人工(にんく)で完了する
- ほぼ業務内容は矢作川(支川含む)一本
- 他社には真似できない工法
- 野生の川の川見、河川に特化
- 変に格式張らない、アットホーム
仕事をするうえで最も大切にしていること
- 安全
- 川を良くするのも悪くするのも人。自然との調和を大切に、まずは川の意見
- 生きものにやさしく、川を良く見ること、耳を傾けること
- 言ったことに責任を持つ、時間を守る、嘘をつかない
今後の目標(達成したいこと)
- 与えられた仕事を達成する
- 流域全体を良く観察し、河川環境、生きもの多様性改善
- 治水と環境の両立を図り、より良い河川環境をつくっていくこと
- 近自然工法の主導権をとる
矢作建設に向いている方とは
- やる気のある方
- 野生の気持ちがわかり、興味が持てる方
- 釣り好き
- アウトドア等、自然が好きな土木技術者
